2020年6月30日火曜日

6月30日㈫:『心』を感じた善き伝統

今日は朝から雨でした。気温はそんなに高くありませんが、少し蒸しっとする天気でした。昼過ぎからは風も強く吹いていました。
今日(火曜日)と木曜日は掃除とSHR(ショートホームルーム)がある日ですので、下校時間が月・水・金に比べ15分遅くなる日ですが、みな頑張っていました。
3年生は7時限目に実力テストの答案返却がありましたが、悲喜こもごもでした。教室を回っている時に、ある生徒から「校長先生、80点にしてください!」と頼まれましたが、私のハンドパワーではどうにもなりません。大切なことは、ここからの頑張りですので、結果はどうあれ次の目標に向かって頑張って欲しいと思います。
掃除は火・木だけにしていますが、それぞれの持ち場でしっかりとやってくれていました。


さて、毎日、給食の準備や返却の時間には、給食室に立ってアルコールスプレーで生徒の皆さんの手を消毒したり、返却のサポートをしていますが、今日は感動の光景を目の当たりにしました。
というのは、いつもの返却時は入口付近にいますが、今日は出口付近に立って牛乳瓶籠の回収をしていたのですが、食器等を返却して給食室を出る人のほとんどが、給食室側に向かって手を合わせ、礼をしながら「ごちそうさまでした。」と言うのです。中には、それにつけ加えて、「美味しかったです。」とも言ってくれます。これには大変感心し、思わず拍手をしていたのですが、横にいた調理員さんも大変喜ばれていました。ほとんどと言ったのは、まだ1年生はその習慣が出来ていないようでしたが、それでも大半の人がしますので、そのうち自然と皆が出来るようになると予想がつきました。これまで自然につながってきた素晴らしい伝統だなと思いました。
そこに、生徒の皆さんの純粋な感謝の『心』を感じました。既に小学校の頃から始っていたことかもしれませんが、「やれ」と強制的に言われて出来るものではありません。日頃から感謝の心を大切にしているからこそ、行動にもきちっと表せているのだと思います。とても嬉しく思うとともに、皆さんの姿から、また大切なものを学ばせていただきました。
ちょっとした給食室での出来事ですが、少し立ち位置、視点を変えるだけで、素敵な子どもたちの一面を知れてとても良かったです。このことを、これからも肝に銘じながら、皆さんの活躍する姿を、心を、見守っていきたいと思います。
(写真は給食室出口付近)

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