2020年7月29日水曜日

7月29日㈬:油断なく

今日は朝から晴れた一日となり、気温も高くなりましたが、今日も生徒の皆さん頑張っていました。
7時限目の学活では、1・2年生では期末テストの各教科の点数などの個票が返却され、振り返りの時間を設けていました。3年生は進路希望調査に基づいて個別面談などを行っています。先日からお伝えしているように、振り返りをしながら、明日からの取り組みに生かしていって欲しいと思います。
さて、新型コロナウイルス感染が拡大している状況が続いています。昨日も大阪府では、1日における感染者では過去最高の155人を記録しました。依然厳しい状況ですが、『油断』なく、引き続き3密対策や手洗い・消毒などの徹底を図りながら、取り組んでいきたいと思います。なお、感染者等が出た場合の対応については、本校ホームページの方にも掲載させていただきましたのご確認いただければ幸いです。→参考:南池田中HPトップ


言うまでもなく『油断』とは、一般的には「たかをくくって気を許し、注意を怠ること」ですが、言葉の由来については諸説あります。ただ若かりし頃に恩師から興味深い説を教えてもらい、今も心にとどめているものがあります。それは、「北本涅槃経」二二の「王、一臣に勅す、一油鉢を持ち、由中を経て過ぎよ、傾覆することなかれ、もし一滴を棄せば、まさに汝の命を断つべし」からというものです。つまり、ある王が臣下に対し、油が満タンに入った鉢を持たせて、「一滴でもこぼしたら命を断つ」と命じ、町中を歩かせたというのです。本当だったら、この臣下はたまったものではなかったでしょうが、とてもリアルに油断の厳しさを感じるエピソードでした。ちなみにこの由来の信憑性は低いという見解もあるようですが、初めて聞いた時に大変インパクトを受け、それ以来、ちょっとでも気を抜くと大変なことになるとの戒めに、時々思い出しています。
ただ今も新型コロナウイルスの感染が拡大している真っ只中であり、『油断』しないようにと自身を戒めているところです。ただ、注意していても感染する可能性はありますので、子どもたちの不安も大きいと思いますが、あらためて3密を避けるとともに、手洗いを小まめにするなどの対策で最善を尽くすことが大切かと思います。加えて、毎朝検温していただいていますが、熱や風邪症状がある場合は無理をせず、遠慮せずに申し出るようにしていただき、病院で受診するなどの対応もお願いいたします。


(写真:少し成長した朝顔)
R2.7.29撮影
R2.7.17撮影 

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