2020年7月7日火曜日

7月7日㈫:七夕に願う

朝から雲の動きが速く、雨も降り、途中降りやむも、ほぼ雨の一日になりました。
でも、生徒の皆さんは今日も元気に頑張っていました。
3年生は7時限目に進路学活をしました。担任の先生から卒業後の進路について様々な角度から説明を受け、これからより具体的に考えていくことと思います。興味のある進路先については、ぜひ自分から積極的に調べ、見学等もしながら検討していって欲しいと思います。

今日はご存じの通り、七夕です。いくつかのクラスに笹の木があり、願い事が吊るされていました。みんなの願い事が叶うといいなと思います。ぜひ目標に向かって、頑張っていってください。心から応援しています。私の願いは、生徒の皆さんが毎日、健康・無事故で元気に過ごすことです。そして一歩一歩成長されることを心から願っています。
(写真はあるクラスの七夕飾りです。色んな願いがありました。)
蛇足ですが、七夕について、私なりに少しおさらいをしてみました。
由来については諸説ありますが、まず日本では、古くからある伝説で神様を迎える行事があり、その際に供える神聖な布を織っていた機械を棚機(たなばた)と呼んでいたそうですが、この行事は奈良時代には7月7日に行われていたそうです。
中国では、牽牛と織姫の伝説があります。牽牛(=彦星。働き者の牛飼い)と織姫(機織りが上手な娘)が恋に落ち、二人で遊んでばかりで働かなくなると、新しい布が織られず、着るものが無くなったり、牛が病気になって、皆が困ってしまいました。そこで神様が怒って、2人を天の川の両岸に引き離し、真面目に働けば、年に1度、7月7日に2人を会せてくれることになったといいます。
この伝説にちなんで行われていたお祭りでは、織り物や裁縫の上達を祈願していたことから、後に習い事などの上達を願い、それを短冊に書くようになったようです。なぜ竹の笹に吊るすかというと、竹は真っすぐに、天に向かって勢いよく成長することから、笹に願い事を吊るせば神様に届くと信じられていたからだそうです。
そして、この祭りが日本にも伝わり、日本の棚機(たなばた)の行事とも合わさって、今の七夕(たなばた)の原型になっていったようです。
あらためて牽牛と織姫の伝説を紐解いてみると、興味深いものがありました。切ない恋の物語といつしか思い込んでいましたが、真面目に働くことの大切さを教える説話のように思いました。今夜は星空のディスタンスなども見つめながら、いろいろと考えてみたいと思います(残念ながら今日は天候が悪く、星は見られないかもしれませんが・・・)。





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