今日の1時間目は、1.2年生は道徳がありましたので、また各クラスの授業を参観しました。2年2組では「行動する建築家 坂 茂」を題材に取組んでいました。著名な建築家ですが、より社会のために貢献したいということで、紙管による間仕切りを開発し、避難所生活での個人のプライバシーを守って落ち着いた空間を確保するシステムの開発など、その他海外でも幅広く活躍されています。坂さんの「苦しんでいる人たちのために働くのが建築家の使命」との思いに触れ、自分自身はどう社会に貢献していくかを考える時間になったと思います。(ご興味のある方に、ご参考まで→ 坂茂建築設計HP)
(宮城県女川の被災当初の避難所の様子↓)
(紙管による間仕切りシステム導入後の様子↓)
ところで、今日は「国際障害者デー」でした。昭和57年(1982年)に「障害者に関する世界行動計画」が国連総会で採択された日であり、これを記念して平成4年(1992年)の第47回国連総会において、12月3日を「国際障害者デー」とすることが宣言されました。これを受け日本では、この「国際障害者デー」である12月3日から、もともと日本の「障害者の日」であった12月9日までの1週間を「障害者週間」とされています。
地域・社会には、障がいのある子どもをはじめ、外国にルーツのある子どもや、様々な立場にある子どもたちがいます。そのすべての子どもたちの自尊感情や自己有用感を育み、未来への展望を持って生きていくためには、互いのちがいを認め合い、地域社会の中で関りながらともに生きていく態度を育んでいくことが大切です。
また、障がいのある子どもの教育においても、生活を通して仲間とつながり、支え合い、高め合うことを目指す「ともに学び、ともに育つ」教育を基本とし、将来、自らの選択に基づき地域社会と関わりながら、ともに自立した生活を送ることができるよう、子どもたちの可能性を最大限に伸ばしていくことが大切です。
今後も障がいのある子どもと周りの子どもたちが、集団の中で一人ひとりを尊重し、ちがいを認め合いながら、自尊感情を高め、互いを大切にする態度を育む取組みをより一層進め、子どもたち一人ひとりが地域社会の一員として人や社会とつながり、支え合いながら、生き生きと活躍できる共生社会の実現を目指してまいりたいと決意を新たにしています。
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