2020年6月8日月曜日

6月8日㈪:自分を大切に、仲間を大切に

学校再開後の分散登校、第2週目を迎えました。
今週は午前と午後のグループが入れ替わっての登校となっています。先週午後から登校していた皆さんは、今週は朝から登校ということですが、ほとんど遅刻もなく登校してくれていました。さすがです。気持ちの切り替えを大切にしてくれています。
今日のハイハイランチ(配膳に配慮した昼食)は、りんごジュースとココアパンとソフール(ヨーグルト)でした。ちなみに、本日のりんごジュースの原材料は、『王林』という品種の青りんごでした。この名前は、りんごの中で一番甘く酸味が少ないということから、「林檎(りんご)の中の王様」という意味を込めて命名されたそうです。確かに、青りんごならではの美味しさがありましたね。 皆、美味しそうに飲んでいました。
徐々に暑くなり、エアコンも稼働し始めています。学校生活にも少しずつ慣れてきたと思いますが、その反面、不安に思うこともあると思います。約3か月休校だったわけですから、学校再開は大きな環境の変化ですので、気持ちが揺れ動く時でもあります。先生方もアンテナを張りながら見守っていますが、不安なことなどがあれば、遠慮なく身近な先生に相談して欲しいと思います。保護者の皆様も、どうぞ些細な変化にも注意いただきながら、子どもたちの気持ちに寄り添いながら、何か心配なことがあれば、遠慮なくご相談いただければと思います。
その一方で、困っている仲間を思い、一生懸命サポートしてくれている姿も見ました。その真心がとても嬉しく、感動し、頼もしく思いました。
大変な時ですが、希望を忘れずに、これからも自分を大切に、仲間を大切に、ともに励まし合いながら頑張っていって欲しいと思います。(写真は校内に展示されている書道部作品より)
ところで今日は、大阪教育大学附属小学校児童等殺傷事件が起きてから19年が経つ日でもありました。あらためて、亡くなられた児童、職員の皆様のご冥福をお祈りしています。この事件を機に、大阪府では毎年6月を「子どもの安全確保推進月間」、6月8日を「学校の安全確保・安全管理の日」としていますが、事件を風化させることなく安全確保に取り組んでいかねばならないと思いを新たにしています。
現在は新たに、新型コロナウイルス感染症対策も大きな課題となっています。これまで通りの学習がしにくい状況で、試行錯誤しながらですが、職員と一致団結して、子どもたちの安全と学びの保障、この両立にしっかり挑戦してまいります。

2020年6月6日土曜日

6月6日㈯:PTA会長さんとの対談

今日のお昼から、本校PTA広報誌「まほろば」の企画で、PTA会長さんと私の対談をさせていただきました。これには源会長さんはじめ、長峰広報委員長さん、船瀬さん、小田さん、福井さんが駆けつけていただき、Tを守ろうを合言葉に?星空のディスタンス、否、ソーシャルディスタンスを確保しながら、和やかに校長室で行うことができました。学校再開後の取り組み等を中心に対談させていただきましたが、様々なアイデアやお声も聴かせていただき、大変励みになりました。休日にもかかわらず、貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
平成30年度の大阪府PTA協議会広報誌コンクールで銀賞を獲得されたと伺い、バックナンバーも拝見しましたが、実に素晴らしいものでした。この受賞も子どもたちを愛する熱い思い、学校愛の賜物だと思います。引き続きの発展を願っています。今回の内容も、ぜひお楽しみにしていただければと思います。広報委員の皆さま、編集&編集、編集そして編集でよろしくお願いします(笑)


さて、本日の対談の中で、源会長さんが約8年間にわたって、PTAに携わって来られたことをお伺いしました。お仕事や日々の生活をしながらのことですので、そのご尽力には本当に頭が下がります。同じくPTA役員の皆様をはじめ、保護者の皆様のご理解とご協力、そして温かいサポートには心から感謝しています。
独特の書体・言葉で有名な「相田みつを」さんも、PTA活動に打ち込まれていた時期があったそうですが、息子さんによると、「父は自己主張が強いと思われがちだが、普段は縁の下の力持ち的な仕事をしていたようです。」と。
それを象徴するのがこの言葉です。
「土の中の水道管  高いビルの下の下水  大事なものは表に出ない」 
表に出ている部分は華やかですが、その表を支えているものは見えない部分にあり、この見えない部分がないと私たちの生活は成り立たないと。
私たちの学校生活もしかりです。それぞれの立場において、この感謝の思いを忘れずに頑張っていきたいと思います。今日も人知れずのご尽力、本当にありがとうございました。拝

2020年6月5日金曜日

6月5日㈮:学校再開(全学年・分散登校)5日目

学校再開して、初めての1週間が終わりました。
授業が午前だけ、午後だけと、慣れないリズムに戸惑いながらも、生徒の皆さんは本当によく頑張ってくれていたと思います。来週は午前・午後の登校時間が入れ替わりますが、6月15日からの全面再開に向けて移行しやすいように、全員が朝から夕方まで授業を受ける生活リズムでの起床や就寝を心がけて、日中は課題等の家庭学習に取り組んでもらえればと思います。


季節も本格的な夏に向かって暑さを増してきました。お互いに健康管理をしながら、来週も頑張っていきましょう。(写真は用務員さんが丹精込めて育てていただいているピンポンパールという種類の金魚です。カメラを向けると寄って来てくれました。見ていると涼しい気持ちになります。)


2020年6月4日木曜日

6月4日㈭:学校再開(全学年・分散登校)4日目

学校再開4日目を迎えました。
生徒の皆さん、しっかり学んでいます。先生方の問いかけにしっかり答えたり、クラスメートの勇気ある発言に拍手をしたり、活気がありました。生徒の皆さんが、先生方と一緒になって授業に取り組んでいるのを見ると、とても嬉しく、誇らしく思います。少しずつ暑くなってきましたが、これからもぜひその前向きな姿勢で、着実に力をつけていって欲しいと思います。
私が授業を巡回していると、最近、先生方が上手に使ってくれます。例えば、国語の授業では、「清少納言という名前は、例えて言うと、廣田校長先生と呼ぶように、清が名前で、少納言は役職名です。」と。たまたま通りかかっただけなのにお見事でした。
3年生のある授業では、数名の先生方も授業チャレンジして、生徒の皆さんに交じって楽しく学んでいました。教員同士もお互いの授業を学び合うことはとても大切ですので、これからもこの輪を広げていければと思います。



ところで、先週ご紹介した、校長室の大きな書「敬天愛人」についてお伝えします。誰が好んだ言葉かというと、「西郷隆盛」でした。「敬天愛人」と書いて、「天を敬い人を愛する」と読みます。西郷隆盛は、これを学問の目的としました。
「天」とは、真理や神、宇宙などを表していますが、この宇宙のすべてのものや正しい道とも解釈できるかと思います。「敬」とは、それを敬ったり、それに従うことです。そして「愛人」とは、広い人間愛や万人への慈愛などを表しています。様々なとらえ方があると思いますが、私は、「この世のすべてのものを尊いものとして敬いながら、正しい道を求め実践していくこと、そして人に対して慈愛をもって接しながら、ともに生きていくこと」が大切ではないかと考えています。皆さんは、どのように思われましたか。
いずれにしても、先人の生き方に学ぶべきものはたくさんあります。今、私たちが勉強していることも、過去の先人たちの尊い遺産の積み重ねです。時には、何百年、何千年も前に生きた人々と対話するような気持ちで学ぶと、楽しさも増すかもしれませんね。そんな悠々たる気持ちも大切にしながら取り組んでみてください。

2020年6月2日火曜日

6月3日㈬:学校再開(全学年・分散登校)3日目

学校再開3日目を迎えました。
3年生の道徳授業では、昨日ご紹介したコロナ感染症について考えました。外出自粛中のお家での過ごし方を紹介する先生もいて、テントを家の中に立ててお子さんと遊ばれている様子に、自粛生活下のご苦労をあらためて感じました。生徒の皆さんも活発な発言とともに、自ら考えた行動指針等をしっかり書いてくれていました。


今日からハイハイランチ(膳に慮した昼食)が始まりました。3密回避のため、教室までの運搬は職員と一冨士フードサービスの社員さんで行い、配付は一人ひとりが順番に取っていく形にしています。今日の献立は全粒パン、バター、すだちゼリーとアップルジュースでした。私も生徒の皆さんに先駆けて検食をしました。
教室では、机を向い合わさない形に少し違和感がありましたが、感染症対策の一環でもあり、みなマナーを守って黙々と食べてくれていました。何人かに感想を聞くと、味はOK!ボリュームはちょうどいいという人もいれば、足りないという人もいました。「すだち」ゼリーのパッケージに巣立つ鳥が描かれているのを見て「巣立ち」ゼリーと気づいた1年生や、アップルジュースを上手にグルメレポートをしてくれた2年生もいたりと、久々の給食に笑顔がこぼれていました。


保護者の皆様には、ランチョンマットのご用意等、ご協力本当にありがとうございます。メニューやボリュームも、通常の給食に比べ物足りなさを感じるお子様もいらっしゃるかと思いますが、今しばらくご理解とご協力をよろしくお願いいたします。



6月2日㈫:学校再開(全学年・分散登校)2日目

学校再開2日目を迎えました。
今日の各クラスの授業の様子を見ていていると、徐々に慣れてきているように思いました。授業への集中力も高まっており、より真剣に学んでいる姿に感心しています。今の気持ちを大切にしながら、引き続き頑張っていって欲しいと思います。ただ、3か月もの臨時休校の後であり、まだまだ本調子ではないと思いますので、頑張りすぎないようにもしてください。まずは自分の心身の状態にも注意しながら徐々に進めていきましょう。
昼からはあるクラスの授業を1時間参観しました。皆、真剣に頑張っていましたが、少しわからないところがある人もいました。わからないことがあれば、そのままにせず、ぜひ質問してほしいと思います。授業の中でも結構ですし、授業が終わってからでも、1つでも2つでもいいから解決させていく積み重ねが大切です。
ちなみに、私が中学1年生のころ、クラスにものすごく質問をする人がいました。毎回の授業でたくさんの質問をするのですが、私もよくわからなかったことも見事に質問してくれるので、とても授業が分かりやすくて助かっていました。その人だけでなく、皆も参考になっていたのです。これと同じことを求めるつもりはありませんが、先生の説明の際や問題解答のタイミングなど、自分なりに言いやすいタイミングで結構です。他にも同じことで分からない人もきっといると思いますので、ぜひ質問してみてください。きっと先生方はこたえてくれると思います。

2020年6月1日月曜日

6月1日㈪:学校再開(全学年・分散登校)1日目

本日より待ちに待った学校再開です。段階的再開ということで、今週と来週はまだ分散登校ですが、感慨深いものがあります。今日から正式な授業日数・時数としても扱います。
今週は出席番号前半(1~20)が午前3時限、後半(21以降)が午後3時限の分散登校ですが、徐々に学校に活気が戻ってきました。まだまだ本調子ではないかと思いますが、少しずつペースをつかみながら頑張っていって欲しいと思います。
ただ一方で、北九州市の小学校におけるクラスター感染の発生などもあり、決して油断できない状況に変わりはありません。既に国からも提示があったように、学校においても「新しい生活様式」を定着させながら、感染予防と学びの保障の両立に取り組んでいかねばなりません。しかしながら、学校再開と同時に、対応の変化というものは、多かれ少なかれストレスを生み、うまく理解することが難しいことも想像されます。
そういった点も踏まえ、先週金曜日の1年生の道徳では、コロナ感染予防についての授業を実施しました。一方的に、「コロナだから、手洗いを!マスクを!距離を取りなさい!」ではなく、生徒の皆さん自身が考えて、行動につなげていくことを大きなポイントにおいています。なぜ学校での「新しい生活様式」が求められているのかをしっかりと、私たち職員も生徒の皆さんも理解したうえで、対応していきたいと思います。
今週は2・3年生でも実施しますが、「新しい生活様式」については、引き続き、地域やご家庭の皆様のご理解とご協力もいただきながら定着を図っていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。





4月3日㈯:「校長の日記」は「南池田中学校のブログ」に一本化

これまで「校長の日記」(2020)を掲載してまいりましたが、令和3年度からは、「南池田中学校のブログ」の中で掲載をしてまいります。 理由としましては、これまで「校長の日記」と「南池田中学校のブログ」と複数ありましたので、両方を見るお手間があったかと思います。そこで、ブログを一本化...