2020年6月30日火曜日

6月30日㈫:『心』を感じた善き伝統

今日は朝から雨でした。気温はそんなに高くありませんが、少し蒸しっとする天気でした。昼過ぎからは風も強く吹いていました。
今日(火曜日)と木曜日は掃除とSHR(ショートホームルーム)がある日ですので、下校時間が月・水・金に比べ15分遅くなる日ですが、みな頑張っていました。
3年生は7時限目に実力テストの答案返却がありましたが、悲喜こもごもでした。教室を回っている時に、ある生徒から「校長先生、80点にしてください!」と頼まれましたが、私のハンドパワーではどうにもなりません。大切なことは、ここからの頑張りですので、結果はどうあれ次の目標に向かって頑張って欲しいと思います。
掃除は火・木だけにしていますが、それぞれの持ち場でしっかりとやってくれていました。


さて、毎日、給食の準備や返却の時間には、給食室に立ってアルコールスプレーで生徒の皆さんの手を消毒したり、返却のサポートをしていますが、今日は感動の光景を目の当たりにしました。
というのは、いつもの返却時は入口付近にいますが、今日は出口付近に立って牛乳瓶籠の回収をしていたのですが、食器等を返却して給食室を出る人のほとんどが、給食室側に向かって手を合わせ、礼をしながら「ごちそうさまでした。」と言うのです。中には、それにつけ加えて、「美味しかったです。」とも言ってくれます。これには大変感心し、思わず拍手をしていたのですが、横にいた調理員さんも大変喜ばれていました。ほとんどと言ったのは、まだ1年生はその習慣が出来ていないようでしたが、それでも大半の人がしますので、そのうち自然と皆が出来るようになると予想がつきました。これまで自然につながってきた素晴らしい伝統だなと思いました。
そこに、生徒の皆さんの純粋な感謝の『心』を感じました。既に小学校の頃から始っていたことかもしれませんが、「やれ」と強制的に言われて出来るものではありません。日頃から感謝の心を大切にしているからこそ、行動にもきちっと表せているのだと思います。とても嬉しく思うとともに、皆さんの姿から、また大切なものを学ばせていただきました。
ちょっとした給食室での出来事ですが、少し立ち位置、視点を変えるだけで、素敵な子どもたちの一面を知れてとても良かったです。このことを、これからも肝に銘じながら、皆さんの活躍する姿を、心を、見守っていきたいと思います。
(写真は給食室出口付近)

2020年6月29日月曜日

6月29日㈪:7時限授業始まる

朝から快晴でしたが、早朝は肌寒い感じがしました。時間が経つにつれて、気温も上昇してきました。
さて、いよいよ今日から7時間授業が始まりました。1時限が45分で終了するので、1限あたりは短く感じると思いますが、7時限目までの授業という習慣はなかったので、昼からの3時限目は負担に感じるかと思います。ただ、今日(月曜日)はまだ7時限目に学活が入っていたので、気分的には少しは楽だったかもしれません。1年生は「自己紹介・ウソほんとクイズ」など、レクレーション的な取り組みで、楽しい時間を過ごしていたように思います。月・水・金はいつもより、5分遅いだけにしていますので、帰りに感想を聞くと、「今日はいつもと変わらない感じです」と、あまり負担感がない声も聴きました。
とはいえ、新しい生活リズムに慣れるまで、少し時間がかかるかと思いますので、気持ち的には無理なく徐々に軌道に乗っていって欲しいと思います。
7時間授業に関わらず、今後も何か心配事があったり、しんどいときには遠慮せずに先生方に相談してください。皆さんを全力でサポートしていきます。
(写真は正面玄関横に咲いたゴーヤの花:花言葉は『強壮』だそうです。元気出そうですね。)











2020年6月26日金曜日

6月26日㈮:3年生は実力テストでした

今日の天気は、朝から少しどんよりしていて、登校時に汗ばんでくる生徒の皆さんも多く見受けられました。生暖かい風が時折強く吹いたりもしましたが、蒸し暑い一日になりました。


3年生は、第1回目の実力テストがありました。朝の様子を見ていると、不安げな顔をしている人も見かけましたが、試験中はみな全力で頑張っていたと思います。本当にご苦労様でした。一人ひとりの頑張りを称えたいと思います。
答案は週明けに返されると思いますが、その結果に喜んだり落胆したり、いわゆる一喜一憂することが予想されます。でも、大事なことは、その結果を見て、そこからどう力をつけていくかです。少しは落ち込んだり、喜んだりしても良いと思いますが、いつまでも感傷や余韻に浸るのではなく、すぐに気持ちを切り替え、前に進んで行って欲しいと思います。1回目の実力テストは、今の現状を知り、これからの対策に生かしていくことが大切です。
アメリカ文学において最も影響力の大きい作家の一人でもあり、「自由詩の父」とも呼ばれているウォルト・ホイットマン(1819年– 1892年:その存在を日本に紹介したのは夏目漱石です)は『草の葉』という詩集の中で、こう記しています。


「さあ、出発しよう! 悪戦苦闘をつき抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ」


ここでいう「決められた決勝点」というのは、皆さんそれぞれの「目標」などに置き換えて読めるかと思います。今は、それぞれの目標に向かって、挫けることなく地道に努力を続けることが大切です。
今日はちょっと気持ちを休めて、また明日から頑張っていきましょう。皆さんの頑張りを心から応援しています。
(校庭に咲くアガパンサス:花言葉は「知的な装い」など)

2020年6月25日木曜日

6月25日㈭:学びの保障

今日は曇り空で、お昼前後には雨も降り、気温的には過ごしやすい1日になりました。
3学年ともよく頑張っています。特に1年生は、各時間とも興味津々で毎時間活発に取り組んでいました。


さて、学校も全面再開となってから2週目を迎え、来週からは7時限授業になります。生徒の皆さんにも負担をかけますが、「学びの保障」のため、臨時休業中に失われた授業時数の回復を進めてまいります(生徒会の前期目標のサブタイトル『~enjoy7時間~』の気持ちを忘れずに、共に頑張りましょう!)。
また、単に授業時数を確保するだけでなく、その授業の中で、効果的な学習保障のための学習指導として、次のような取り組みを展開してまいります。
まず、新学習指導要領(中学校は来年度より本格実施)の趣旨を踏まえた教育課程として、大きくは次の3点に取り組んでまいります。
「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力)を意識したうえで、「何を学ぶか」(指導すべき内容)を明確化し、「どのように学ぶか」(指導方法)を柔軟に見直し、
知・徳・体にわたる「生きる力」を子どもたちに育むため、資質・能力の3つの柱(※)をバランスよく育成するとともに、「主体的・対話的で深い学び」に実現に向けた指導方法の工夫・改善を図る。
地域や家庭の協力も得て学習効果を最大化できるよう、カリキュラム・マネジメントを行う。
そして、上記の③とも関連しますが、学校の授業における学習活動の重点化ということで、授業で実施すべき内容と家庭学習等で実施可能な内容を精査しながら、学習活動を進めてまいります。
新型コロナウイルス感染症拡大の第2波がいつ来るかもしれないという状況もあり、私たち教職員も、その警戒心も持ちながら様々な課題にチャレンジしてまいりますので、今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


※資質・能力の3つの柱





2020年6月24日水曜日

6月24日㈬:すべての出会いに感謝

今日は朝から快晴で、気温も高くなりました。
生徒の皆さんは今日もよく頑張っていましたが、昼からは疲れが出ているのか、眠気と闘っている人を一部に見かけました。学校生活にだいぶ慣れてきたと思いますが、引き続き早寝早起き等、生活のリズムを崩さないようにしながら、これから迎える夏本番も乗り切っていって欲しいと思います。
今日の放課後は月例の職員会議のため、部活動はありませんでした。しばしの休息をとって、また明日から、健康管理や怪我に注意しながら、頑張って欲しいと思います。


個人的なことで恐縮ですが、今日は私の誕生日でした。まずは、この世に生を受け、これまで生きてこれたのも、両親あればこそと感謝しています。両親とも既に亡くなりましたが、本当に大恩ある両親でした(いつか詳しくお話します)。また、これまでの人生で、様々な方々に出会いお世話になりました。妻子、親戚、友人、知人、学友、恩師、上司、同僚、近隣の方々、生徒の皆さん、保護者の皆様、地域の皆様、仕事等を通じて出会った方々などなど、すべての方々に心から感謝しています。というのも、やはり、そのすべての出会いとつながりの中で、生かされ育てていただいたと思うからです。まだまだ至らぬところばかりの未熟者ですが、これからも、これまでの出会いを大切に、またこれからの出会いを大切に、ご恩返し出来るように成長していきたいとと思っています。皆さま、これからもどうぞご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

2020年6月23日火曜日

6月23日㈫:平和の旗手たれ

今日は朝から快晴で、夏らしい天気になりました。授業中等はエアコンもありますので大丈夫ですが、体育や部活等、外ではかなり暑い中での活動になりました。


今日、6月23日は沖縄「慰霊の日」でもありました。この日は20万人以上が犠牲となった沖縄戦において、組織的戦闘が終わった日とされており、今年で75年が経ちました。今年の3年生の修学旅行は新型コロナウイルス感染症の影響で、沖縄へ行くことは断念せざるを得ませんでしたが、大阪の地から鎮魂の祈りを捧げ、平和への思いを新たにしていきたいと思います。


放課後は、先日お伝えしたように、吹奏楽部のメンバーにカラーガード(フラッグ)の基本動作について2時間ほどアドバイスをさせていただきました。みな真剣に集中して練習に取り組み、飲み込みも非常に良かったので、フラッグの指導を受けるのは初めてと聞いてびっくりしました。今の思いを大切に練習すれば、きっとマーチング強豪校並みの素晴らしい演技が出来ると思います。
今日は特に沖縄「慰霊の日」に心を寄せつつ、あらためて平和の尊さを噛み締めながら、練習に臨んでいましたが、吹奏楽部の皆さんには、さらに演奏・演技に磨きをかけながら、人々に勇気と希望を与える平和の旗手、奏者としても、自らを高めていって欲しいと思います。
以下に、本日の「慰霊の日」式典で朗読された「平和の詩」を紹介させていただきます。これまで平和学習で学んできた、戦争を体験して生き延びてくださった方を「あなた」として、当時人々が避難していた壕(ガマ)での体験と重ね合わせながら、感謝の思いを言葉で紡ぎ、今につないでくれたものを、今度は自分から平和につなげていきたいという思いが込められています。(参考:ガマについて→南城市・アブチラガマ


あなたがあの時


沖縄県立首里高校3年 高良 朱香音(たから あかね)


「懐中電灯を消してください」
一つ、また一つ光が消えていく
真っ暗になったその場所は
まだ昼間だというのに
あまりにも暗い
少し湿った空気を感じながら
私はあの時を想像する


あなたがまだ一人で歩けなかったあの時
あなたの兄は人を殺すことを習った
あなたの姉は学校へ行けなくなった
あなたが走れるようになったあの時
あなたが駆け回るはずだった野原は
真っ赤っか 友だちなんて誰もいない
あなたが青春を奪われたあの時
あなたはもうボロボロ
家族もいない 食べ物もない
ただ真っ暗なこの壕の中で
あなたの見た光は、幻となって消えた。


「はい、ではつけていいですよ」
一つ、また一つ光が増えていく
照らされたその場所は
もう真っ暗ではないというのに
あまりにも暗い
体中にじんわりとかく汗を感じながら
私はあの時を想像する


あなたが声を上げて泣かなかったあの時
あなたの母はあなたを殺さずに済んだ
あなたは生き延びた
あなたが少女に白旗を持たせたあの時
彼女は真っ直ぐに旗を掲げた
少女は助かった
ありがとう
あなたがあの時
あの人を助けてくれたおかげで
私は今 ここにいる
あなたがあの時 前を見続けてくれたおかげで
この島は今 ここにある
あなたがあの時
勇気を振り絞って語ってくれたおかげで
私たちは 知った
永遠に解かれることのない戦争の呪いを
決して失われてはいけない平和の尊さを
ありがとう


「頭、気をつけてね」
外の光が私を包む
真っ暗闇のあの中で
あなたが見つめた希望の光
私は消さない 消させない
梅雨晴れの午後の光を感じながら
私は平和な世界を創造する
あなたがあの時
私を見つめたまっすぐな視線
未来に向けた穏やかな横顔を
私は忘れない
平和を求める仲間として

2020年6月22日月曜日

6月22日㈪:Step up 今こそ一致団結~enjoy7時間~

全面再開2週目を迎えました。今日も曇り空で、そんなに暑くありませんでした。
今日は放課後に委員会活動があるため、45分×6時限授業でした。
これに伴い、今朝の職員朝礼では、生徒会本部で決まった今年度前期の生徒会目標が紹介されました。その内容は、「Step up今こそ一致団結~enjoy7時間~」です。これには職員もハッとしましたが、すぐに笑顔が弾けました。同時に、明るく前向きにとらえ頑張っていこうとする心意気を、とてもたくましく、嬉しく思いました。素晴らしい目標です。私たち教職員も、そうだ「Step up」、次の高みへ、「今こそ一致団結」して、「enjoy7時間」だ!と、皆さんと一緒に、楽しみながら頑張っていきたいと思います。来週から7時限授業が始まりますが、7時間だけに、7色の虹のように彩とりどりの素晴らしい日々にしていきましょう。


さて、今日から給食も通常に戻り、しかもカレーにみな大喜びでした。あちこちでご飯を山盛りにしている人も見かけました。やはり、給食は栄養価も高く、手作りの温もりがあり、とても美味しいです。あらためて感謝を込めていただきました。
6限目は、1年生の集会がありました。聞く態度も立派でした。個性に関するお話がありましたが、これからも、それぞれ違う個性を大切に尊重し合いながら、共に頑張っていって欲しいと思います。
生徒の皆さんによる掃除も今日から始まりましたが、1年生も慣れないながらも「くりんそん」の曲に乗って、それぞれの持ち場でしっかり掃除に取り組んでいました。
放課後は生徒会の各種委員会がありました。先日選出された各クラスの代表が、積極的に参加してくれていました。各委員の委員長・副委員長を決めたり、今後の予定等を確認していました。
部活動も今日から時間的には通常通りの再開となりました。顧問の先生方には、子どもたちの様子を見ながら少しずつペースを上げていただくようお願いしていますが、部員の皆さんも無理のないよう徐々に取り組んで欲しいと思います。特に、運動前の準備体操やストレッチなど大変大切です。基本を大切に、毎日、元気に活動を継続できるようにしていきましょう。特に3年生にとっては残り少ない部活動生活になりますが、毎日を大切に、けれど無理のないように頑張ってください。皆さんの無事故と健康、そしてさらなる成長と活躍を心から祈っています。


みな、大分、学校生活にも慣れてきたように思います。休憩時間の過ごし方はそれぞれですが、楽しく友達と話をしているのが普通になってきました。ただし、口うるさいようですが、慣れは大事ですが、引き続きソーシャルディスタンスを意識、確保しながら、学校生活を送って欲しいと思います。「T」を忘れないで。

2020年6月19日金曜日

6月19日㈮:感謝と感動と

今日も朝から雨でしたが、やはり気温的には過ごしやすかったと思います。
今日もみな頑張っていました。
2年生は6時限目に体育館で集会を行いました。所用で全部を見れなかったのですが、先生方が色んな話をしてくれていました。アドバイスや経験談、自分の思いなどなど。皆さんはそれをしっかり聴いて、最後には自然と拍手が起こる。とても素敵な時間に思いました。語り合うというのはとても大切ですが、聴き手側がいなければ成り立ちません。当たり前のことかもしれませんが、それを大切にする南池中生は素晴らしいです。


さて、ハイハイランチは今日で終わりました。最初はボリューム的に物足りなさを感じたと思いますが、牛乳、ハンバーグ、そして大おかず、今日はかやくご飯と、段階的にボリュームが増えていきました。これもコロナ感染対策のために、配膳を徐々に増やしていくという、大切な配慮のためでした。市の教育委員会の皆さんや森本先生、調理員さんたちが一生懸命考えて、準備いただいたお陰です。人知れずご苦労いただいていたことに感謝しながら、来週からの本来の給食も、ありがたくいただいていきましょう。


ところで、今日は朗読(619)の日でした。実は、私も今日は何の日かと調べて、初めて知りました。
1・2年生は今週から、始業開始後の10分間の朝の読書が始まりましたが、みなしっかりと読書に取り組んでくれています(3年生は朝学習に取り組んでいます)。ただ、準備が出来ていない人も少し見かけましたので(忘れただけかもしれませんが)、ちょっと触れておきたいと思います。
良書に親しむのは本当に大切で、本との出会いによって勇気や元気をもらったり、心の栄養にもなることがあります。また、新たな知識や教養を身に付け、そこからの思索を深めることで、その後の生き方にも大きな影響を与えることがあります。
ぜひ毎朝10分の読書習慣を大切にしながら、自宅でも読書の時間を作れるようにつなげていって欲しいと思います。
読書は自分が体験していないことを実感できたり、知らなかったことを知れたり、これからの取り組みや生き方の参考になったり、効果を挙げればきりがないほどです。
私は歴史ものが好きなので、「宮本武蔵」(吉川英治著)などは、夢中になって一気に読んだ思い出があります。小説ですので、作者の意図が込められていることが大いにあるのですが、そこに描かれた生き様から大変学ぶものがありました。その他にも、色々な本を読むことで、自分の視野を広げることもできたように思います(もちろんまだまだですが)。
ぜひ、これからも読書の醍醐味、楽しさ、感動を皆さんに味わってほしいと思います。何を読んでいいかわからない人は、ぜひ図書室に行って、司書の原田先生にも相談してみてください。きっと笑顔で、優しくアドバイスしてくれると思います。
(写真は南池中の知の宝庫:図書室)

2020年6月18日木曜日

6月18日㈭:味なことやる

今日は朝から雨でしたが、少し気温も下がって、過ごしやすかったです。今日もみな頑張っていました。


2年生のあるクラスの授業を1時間参観しました。距離を確保しながら、短時間でのペアワークでもしっかりやり取りができていました。先生から答えを求められた時に「わかりません」と答えている人が何名かいましたが、それで大丈夫です。教室は「わからない」ということが普通に言える場であって欲しいと思います。そして、そのわからなかったところが次につながる大切なポイントだと思いますので、ぜひわかるまで粘り強く、先生や友達にきくようにしてくださいね。これからも互いに何につまづいているのかにも注目しつつ、教え合いもしながら学習を進めていって欲しいと思います。


放課後は、吹奏楽部の代表メンバーと短時間ですが練習の打ち合わせをしました。というのも、私はマーチング経験がありますので、練習を少し見せていただくようにしたからです。ちなみにパートはカラーガード(フラッグやライフルバトンを使って演技します)でした。かつて本校吹奏楽部がマーチングバンドの関西大会などに出場していたのを知っていましたので、いつかお役に立てたらいいなあと思っていました。千載一遇のチャンスと思って、可能な限り頑張りたいと思っています。


ところで、先日から3年生教室の廊下に、3年生の自画像が展示されています。臨時休業期間中の美術科の課題ですが、どの作品も自分に向き合いながら書き上げた力作です。写真ではわかりづらいかもしれませんが、ご紹介させていただきます。外出自粛の中で作成してくれたものですので、それぞれのいろんな思いが込められているように感じました。一人ひとりの個性を尊重しながら、見ていただければと思います。(転載等しないようお願いします)

 




本日、先だってお知らせしましたマクドナルドさんからの、ナゲット(5ピース)無料券付き「トレイマット」を配付させていただきました。マクドナルドさんの「未来を担う子供たちの健全な成長を応援します」とのご厚意に、心から感謝いたしております。さすが、味なことやる!と思いながら、昔のテレビコマーシャルを思い出しました。みなさんご存じでしょうか。「♬味なことやる~マ~ク~ドナル~ド♩」こんなフレーズがありました。メロディーを知らない人は保護者の方に聞いてみてくださいね。知らない世代もいらっしゃるかと思いますが(笑)。

2020年6月17日水曜日

6月17日㈬:みんなのために

今日もみな元気に頑張っていました。ただ、臨時休業期間が長かったことから、運動不足の人やまだ体調が本調子でない人もいると思います。これに最近は暑さも加わってきていますので、無理は禁物です。くれぐれも怪我や無理をしないよう注意しながら頑張って欲しいと思います。体調がすぐれなかったり、ちょっと心配がある場合は、遠慮なく申し出るようにしてください。


6限目、3年生は授業でしたが、1年生・2年生は学活で委員や係を決めていました。積極的に立候補し、争奪戦も繰り広げられていました。いずれにしても、みんなのためにと頑張ってくれる心意気に感謝です。きっと、その率先して協力して取り組む姿勢は、今後の皆さんの人格形成においても、大変重要な意味を持つようになると思います。
「みんなのために」・・・それは、例えて言うと、暗い夜道を友達と二人で歩くときに、友達のことを思って、友達の足元を懐中電灯で照らしてあげるのと同じことが言えるかと思います。どういうことかと言うと、友達のことを思って照らした明かりは、友達だけでなく、自分の足元も明るく照らすことになります。つまり、「情けは人の為ならず」という言葉もありますが、何らかの役を引き受け「みんなのために」という行為、思いは、自分のためにもつながってくるということです。そして、その助け合う心、人を思いやる心は、人々の安心と信頼とともに、きっとみなさん自身を輝かせていくことにつながっていくことでしょう。ぜひクラスのため、学校のため、「みんなのために」という尊い気持ちを大切に、これからよろしくお願いします。さすが「南池プライド」です!(^^)


お知らせ:昨日、学校通信6月(後半)号を配布させていただきましたが、2か所誤植がありました。訂正記事は次回7月号に掲載しますが、まず、「7月の主な予定」の学期末テストは20日㈪~22日は、正しくは20日㈪~22日です。それと、「6月の行事予定」は、31日まで記載していますが、31日は誤りです。お詫びと共に訂正させていただきます。
なお、修正したものは、南池田中HP・学校通信6月(後半)号に掲載しています。

2020年6月16日火曜日

6月16日㈫:警戒心を忘れずに

全面再開2日目を迎えました。
みな元気に登校し、今日もよく頑張っていました。
少し体調を崩している人もいますので、体調管理に気をつけながら、無理をし過ぎないように頑張って欲しいと思います。
昨日、校内でクラブ生が運動する姿を見て、以前の中学校の姿に戻りつつあることをまた実感しました。同時に、あらためて普段通りの取り組みが出来ることがどれだけ有り難いことか、思いを噛み締めました。
一方で、東京では感染者が増えている状況で、他人事ではなく大変気がかりです。引き続き、正しく怖がりながら、警戒心を持って、感染対策の継続・徹底を図っていきたいと思います。
今日は昼から出張のため、短い文章で失礼します。


(写真は1年生向けクラブ紹介ポスター:A棟階段の掲示板)


2020年6月15日月曜日

6月15日㈪:全面再開なる!

 今日より全員登校、通常の6時間授業が始まりました。4月から2か月半、やっとこの日を迎えることができました。
 朝からは、始業式と新入生と2、3年生の対面式の意義も込めて、グラウンドで全校集会をしました。私の話の概要は以下の通りです。


 「 今日から全面再開ということで、全校生徒のみなさんが一堂に集い合うことが出来て本当に嬉しく思っています。ただ、コロナとの闘いは終わったわけではなく、これからも引き続き、感染予防対策をしながら、学校生活との両立をしていかねばなりません。
 そこで、みなさんにお願いですが、休憩中や移動するときも3密を避けるように、一人一人が意識をもって行動してほしいと思います。できれば、いつも距離を確保できているか意識するために、TT兄弟のように、左右前後、お互い「T」を確保できるくらいの距離を意識してください。お互いに近づいてきたら「T」と注意しましょう(ここで少しだけ笑いが起こりました)。私が思いつくのはこれくらいですが、ぜひみなさんのアイデアに期待したいと思います。一緒に考え工夫しながら、学校生活を安心して送れるようにしていきましょう。
 今日は1点だけお話をしたいと思います。学校通信のタイトルにもしている「南池プライド」についてです。プライドとは「誇り」を意味しています。つまり、「南池プライド」とは、南池田中学校の生徒としての誇りを持つことです。皆さんにはその誇りを持ちながら、校訓にある、自律=自ら考え正しく行動する、努力=目標に向かって努めて力を尽くす、創造=新しいものをつくり始めること、にチャレンジしながら、さらに高め、伝統をつくっていって欲しいと願っています。
 分散登校で約3週間、皆さんの授業の様子を何度も拝見しましたが、一生懸命学ぶ姿は本当に素晴らしいです。ここから21世紀の大人材として大きく成長していくことは間違いないと確信しています。この「南池プライド」は生徒の皆さんだけでなく、私たち教職員もしっかり持って取り組んでいきます。どうぞ、今の前向きな気持ちを大切にしながら、「南池プライド」=「南池中生徒としての誇り」を持って、ともに頑張っていきましょう。
 さて、今日は新1年生と新2、3年生の対面式の意味も込めて集会をしていますので、今からお互いの方を向き合いたいと思います。
(ここで生徒会長の3年生那須陽斗さんが堂々と、1年生に心のこもったメッセージを伝えてくれました[写真参照]。この直後、自然とみんなから拍手が沸き起こり、大変素晴らしく、嬉しく思いました。)
 1年生はこれから南池田中学校で学ぶ、新しい仲間であり家族です。先輩は後輩を弟や妹のように思って、後輩は先輩を兄や姉のように思って、励まし合いながらともに成長していって欲しいと願っています。さあ、これから気持ちも新たに、一緒に頑張っていきましょう。」
 その後の学活・授業は全員が揃ってのことですので、先週までとは打って変わって、さらに活発になっていました。なにはともあれ、元気にスタートが切れて何よりでした。

 6時限目には1年生に対するクラブ説明会がありました。感染対策の一環で、限られた時間の中で、人数も各クラブ2名ずつと、例年に比べ規模を縮小していますが、各クラブとも熱く思いを語ってくれていました。

 文化部・運動部とも、その取り組みを通じて学ぶことが沢山あります。ちなみに私の中学校時代は野球部でした。少し足が速かったので、引退してからも陸上部に誘われ、一生懸命練習した結果、800m走で和泉市の新記録を作ることができました(今の記録に比べたら全く大したことないですが)。野球・陸上とも苦しい練習にへこたれそうになりましたが、みんなで励まし合いながら頑張った思い出は、今も忘れられません。
 1年生の皆さんは、ぜひ体験入部などをしながら、保護者の方とも相談し、自分がやりたいクラブを自分自身の意思で決めていってください。クラブも今週から段階的に再開ということで、1時間程度ですが練習等が始まります。3密対策を取りつつ、急激に無理な運動をして怪我等をしないよう、徐々に体を慣らしながら頑張っていきましょう。
(クラブ紹介の模様)






2020年6月13日土曜日

6月13日㈯:第1回目のPTA実行委員会

今日は朝9時半から、PTAの第1回実行員会がありました。今年度初めての実行委員会ということで、ご参加いただいた本部役員・実行委員の皆さま、本当にありがとうございました。熱心に今後の取り組みについて検討いただき、大変ありがたく感謝しております。お忙しい中にも関わらず、明るく集い合っていただきとても嬉しく思っています。
学校としての今後の取り組みについてお話をさせていただきましたが、コロナ禍の影響を受け、PTA活動を進めるうえでも課題が様々あると思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

2020年6月12日金曜日

6月12日㈮:最後の分散登校日になることを願う

梅雨にも入り、今日も雨でしたが、皆、元気に登校していました。
玄関の掲示板や各棟の階段のところには、1年生向けクラブ紹介のポスターが貼られていて、みんなが興味深そうに見ていました。それもそのはずです。どのクラブも、ポスターのクオリティが高いのに驚きました。とても絵が上手です。完成まで大変だったかと思いますが、クラブへの熱い思いや後輩たちへの熱烈歓迎する気持ちが込められていて、見る者を惹きつけています。とても素晴らしい心意気です。来週月曜日(15日)の1年生へのクラブ紹介も楽しみにしています。
(写真は玄関の掲示板です)

さて、今日で分散登校が終了し、来週からは6時限の通常授業が始まります。学校としては、約3か月半ぶりの全面再開となります。ようやく学校に、教室に、仲間が全員揃いますので、生徒の皆さんも楽しみにしていることと思います。ただ、引き続き、3密対策を取っていく必要がありますので、お互いに油断なく学校生活を送るようにしましょう。今日が最後の分散登校日になることを願ってやみません。


本日のお手紙でご連絡させていただいたように、臨時休業中の失われた授業時数を確保すべく、6月29日㈪からは7時間授業を始めます。半日登校している状態からいきなり7時間授業になる負担の重さを考慮し、全面再開の2週間後の6月29日からとしました。さらに、長期間になることから、極力負担軽減を図るべく、火・木は下校時間が15時55分(通常よりも20分遅い)となりますが、月・水・金については掃除無しとして、15時40分下校(通常よりも5分遅い)としています。
これと併せて、授業ですべき内容と家庭学習等でする内容等を精選しながら、『学びの保障』を進めてまいる所存ですので、今後ともご理解ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

2020年6月11日木曜日

6月11日㈭:頑張る姿に想う

今日も生徒の皆さん、とても頑張っていました。
1年生も2年生も3年生も、本当に素晴らしいです。保護者の皆さん、どうぞご家庭でも褒めてあげてください。先週から午前2回、午後2回は巡回しているのですが、それも皆さんの頑張っている姿を楽しみにしているからです。本当は声を出して「皆さん、よく頑張っていますね!素晴らしい!」と大きな声で言いたいくらいですが、授業の邪魔になるので差し控えています。


さて本日、和泉市教育委員会からのプール使用中止(これに伴い水泳授業も中止)のお手紙を配布せていただきました。楽しみにしていた皆さんもいると思いますので残念ですが、新型コロナウイルス感染予防の観点からの決定ですので、何卒ご理解のほどお願いいたします。


ところで、水泳でオリンピック選手といえば誰を一番に思い浮かべられますか?
私はほぼ同世代の、鈴木大地さん(現スポーツ庁長官)の背泳がとても印象に残っています。


最近の選手では、池江璃花子さんを挙げたいと思います。
ご存じの通り、昨年2月、池江選手は白血病で入院し、抗がん剤治療や造血幹細胞移植を受け、病と闘ってこられました。
昨年12月に退院し、2024年のパリ五輪に向けて少しずつトレーニングも再開されたのですが、医師からプールで泳ぐことへの許可はなかなかおりず、それでも池江選手は前向きに治療とトレーニングを続けて、3月17日にやっとの思いでプールに復帰することができました。髪はすべて抜け落ち、生え始めたのは昨年秋頃。退院したときは、たくましかった肩はほっそりし、体重も闘病前と比べて10kgも減っていたそうです。
再起をかけてリハビリを開始した矢先にはコロナ禍の影響を受けながらも、池江選手の心は折れず、トレーニングの日々を送られています。
先日のテレビのドキュメンタリー番組でその壮絶な闘いを知り、大きな衝撃と感動をいただきました。その池江選手が番組の中で、励みになると、聴いていた曲があります。King Gnuの「白日」です。この曲の歌詞が今の自分と重なり合うと。


 もう戻れないよ 昔のようには 
 羨(うらや)んでしまったとしても 
 明日へと歩きださなきゃ
 雪が降りしきろうとも


不覚にもテレビ観ながら号泣してしまいましたが、「ふり向かずに前へ」と挑戦する彼女の不撓不屈の精神はすごいな!と深く感動しました。
生徒の皆さんや保護者の皆さんの中にも、人知れず現実と格闘しながら頑張っておられる方がいらっしゃると思います。少しでもその気持ちに寄り添わせていただきながら、ともに頑張らせていただきたいと願っています。

2020年6月10日水曜日

6月10日㈬:時の大切さ

学校再開2週目、第3日目でした。
今日もみんな真剣に取り組んでいました。どのクラスも一人ひとりが学びの意識を持って取り組んでおり、教室全体が互いの意識で良い授業の雰囲気を作り上げていると思います。とても大事なことです。ぜひこれからも続けながら、より深い学びへとつなげていって欲しいと思います。
今日の天気は少しどんよりとしてて湿度も高く、気温も上がっていることから熱中症にも注意が必要となってきました。マスクもしていますので、適切な室温管理、水分補給と共に、 換気や児童生徒間の距離を十分に保つ等の配慮をした上でマスクを外すなどの対応をしていきたいと思います。
今日のハイハイランチはパンとイチゴジャム、小魚とオレンジジュースでした。試しに、パンにイチゴジャムと小魚を挟んで、「ストロベリーフィッシュバーガー」として食べてみましたが、小魚が口に刺さりそうだったので慎重に食べました。生徒の皆さんにはお勧めできません^^;


さて今日は、『時の記念日』でもありました。今からちょうど100年前の1920(大正9)年に、時間を尊重し、生活の改善・合理化を進める目的で、東京天文台(現在の国立天文台)と生活改善同盟によって制定されました。なぜ6月10日かというと、社会科で学ぶ「日本書記」に、天智天皇10年4月25日(グレゴリオ暦換算671年6月10日)の項があり、そこに漏刻(水時計)を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。とあることから、この日が選ばれたそうです。
時間の大切さは誰しもが実感したことがあると思いますが、人生は時間の積み重ねとも言えるかもしれませんね。時間を大切に、有意義に過ごしながら、豊かな人生を築いていきたいものです。私自身の自省の念も込めつつ記させていただきます。
(写真は南池中の皆さんを見守る時計台)
 




2020年6月9日火曜日

6月9日㈫:パプリカの花

学校再開2週目、第2日目でした。
今日もみんな、授業頑張っていましたね。素晴らしいです。

さて、ハイハイランチの時に、有志の先生方がパプリカ(英語バージョン)などの曲を流してくれています。各教室をのぞくと、曲に合わせて少し振り付けをしていた人もいました。私はほんの少ししか踊れませんが、この曲の明るさやダンスが大好きで、ついつい口ずさんでしまいます。
ご存じかと思いますが、この曲は、NHKの「2020応援ソングプロジェクト」の一環で、未来に向けて頑張っているすべての人、夢を応援する歌として作られたものです。
歌詞の中に「晴れた空に種をまこう」(Put the seeds into your hands and throw them in the sky)という箇所がありますが、この曲の大切な部分かと思います。私なりの解釈ですが、夢や目標(大木や花などに例えられる)を実現するためには、その基になるもの(種などに例えられる)を植えて、大切に育てなければなりません。綺麗な花が咲いたら、また新しい種をまいて、さらに次の目標に向かって花を咲かせていこう。そんなメッセージが込められているように思います。これは、皆さんの努力している姿そのものとも言えるでしょう。努力はきっと、報われることにつながっていると思います。
ちなみに、パプリカの花言葉は、「君を忘れない」です。世界の人口約70憶人。その中で、奇しくも南池田中学校で出会え、共に過ごすことは、不思議なご縁があってのことと思います。どうか、クラスや学年、学校の仲間を大切に、一生涯の友情も育みながら頑張っていって欲しいと思います。
(写真はパプリカの花です)

2020年6月8日月曜日

6月8日㈪:自分を大切に、仲間を大切に

学校再開後の分散登校、第2週目を迎えました。
今週は午前と午後のグループが入れ替わっての登校となっています。先週午後から登校していた皆さんは、今週は朝から登校ということですが、ほとんど遅刻もなく登校してくれていました。さすがです。気持ちの切り替えを大切にしてくれています。
今日のハイハイランチ(配膳に配慮した昼食)は、りんごジュースとココアパンとソフール(ヨーグルト)でした。ちなみに、本日のりんごジュースの原材料は、『王林』という品種の青りんごでした。この名前は、りんごの中で一番甘く酸味が少ないということから、「林檎(りんご)の中の王様」という意味を込めて命名されたそうです。確かに、青りんごならではの美味しさがありましたね。 皆、美味しそうに飲んでいました。
徐々に暑くなり、エアコンも稼働し始めています。学校生活にも少しずつ慣れてきたと思いますが、その反面、不安に思うこともあると思います。約3か月休校だったわけですから、学校再開は大きな環境の変化ですので、気持ちが揺れ動く時でもあります。先生方もアンテナを張りながら見守っていますが、不安なことなどがあれば、遠慮なく身近な先生に相談して欲しいと思います。保護者の皆様も、どうぞ些細な変化にも注意いただきながら、子どもたちの気持ちに寄り添いながら、何か心配なことがあれば、遠慮なくご相談いただければと思います。
その一方で、困っている仲間を思い、一生懸命サポートしてくれている姿も見ました。その真心がとても嬉しく、感動し、頼もしく思いました。
大変な時ですが、希望を忘れずに、これからも自分を大切に、仲間を大切に、ともに励まし合いながら頑張っていって欲しいと思います。(写真は校内に展示されている書道部作品より)
ところで今日は、大阪教育大学附属小学校児童等殺傷事件が起きてから19年が経つ日でもありました。あらためて、亡くなられた児童、職員の皆様のご冥福をお祈りしています。この事件を機に、大阪府では毎年6月を「子どもの安全確保推進月間」、6月8日を「学校の安全確保・安全管理の日」としていますが、事件を風化させることなく安全確保に取り組んでいかねばならないと思いを新たにしています。
現在は新たに、新型コロナウイルス感染症対策も大きな課題となっています。これまで通りの学習がしにくい状況で、試行錯誤しながらですが、職員と一致団結して、子どもたちの安全と学びの保障、この両立にしっかり挑戦してまいります。

2020年6月6日土曜日

6月6日㈯:PTA会長さんとの対談

今日のお昼から、本校PTA広報誌「まほろば」の企画で、PTA会長さんと私の対談をさせていただきました。これには源会長さんはじめ、長峰広報委員長さん、船瀬さん、小田さん、福井さんが駆けつけていただき、Tを守ろうを合言葉に?星空のディスタンス、否、ソーシャルディスタンスを確保しながら、和やかに校長室で行うことができました。学校再開後の取り組み等を中心に対談させていただきましたが、様々なアイデアやお声も聴かせていただき、大変励みになりました。休日にもかかわらず、貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
平成30年度の大阪府PTA協議会広報誌コンクールで銀賞を獲得されたと伺い、バックナンバーも拝見しましたが、実に素晴らしいものでした。この受賞も子どもたちを愛する熱い思い、学校愛の賜物だと思います。引き続きの発展を願っています。今回の内容も、ぜひお楽しみにしていただければと思います。広報委員の皆さま、編集&編集、編集そして編集でよろしくお願いします(笑)


さて、本日の対談の中で、源会長さんが約8年間にわたって、PTAに携わって来られたことをお伺いしました。お仕事や日々の生活をしながらのことですので、そのご尽力には本当に頭が下がります。同じくPTA役員の皆様をはじめ、保護者の皆様のご理解とご協力、そして温かいサポートには心から感謝しています。
独特の書体・言葉で有名な「相田みつを」さんも、PTA活動に打ち込まれていた時期があったそうですが、息子さんによると、「父は自己主張が強いと思われがちだが、普段は縁の下の力持ち的な仕事をしていたようです。」と。
それを象徴するのがこの言葉です。
「土の中の水道管  高いビルの下の下水  大事なものは表に出ない」 
表に出ている部分は華やかですが、その表を支えているものは見えない部分にあり、この見えない部分がないと私たちの生活は成り立たないと。
私たちの学校生活もしかりです。それぞれの立場において、この感謝の思いを忘れずに頑張っていきたいと思います。今日も人知れずのご尽力、本当にありがとうございました。拝

2020年6月5日金曜日

6月5日㈮:学校再開(全学年・分散登校)5日目

学校再開して、初めての1週間が終わりました。
授業が午前だけ、午後だけと、慣れないリズムに戸惑いながらも、生徒の皆さんは本当によく頑張ってくれていたと思います。来週は午前・午後の登校時間が入れ替わりますが、6月15日からの全面再開に向けて移行しやすいように、全員が朝から夕方まで授業を受ける生活リズムでの起床や就寝を心がけて、日中は課題等の家庭学習に取り組んでもらえればと思います。


季節も本格的な夏に向かって暑さを増してきました。お互いに健康管理をしながら、来週も頑張っていきましょう。(写真は用務員さんが丹精込めて育てていただいているピンポンパールという種類の金魚です。カメラを向けると寄って来てくれました。見ていると涼しい気持ちになります。)


2020年6月4日木曜日

6月4日㈭:学校再開(全学年・分散登校)4日目

学校再開4日目を迎えました。
生徒の皆さん、しっかり学んでいます。先生方の問いかけにしっかり答えたり、クラスメートの勇気ある発言に拍手をしたり、活気がありました。生徒の皆さんが、先生方と一緒になって授業に取り組んでいるのを見ると、とても嬉しく、誇らしく思います。少しずつ暑くなってきましたが、これからもぜひその前向きな姿勢で、着実に力をつけていって欲しいと思います。
私が授業を巡回していると、最近、先生方が上手に使ってくれます。例えば、国語の授業では、「清少納言という名前は、例えて言うと、廣田校長先生と呼ぶように、清が名前で、少納言は役職名です。」と。たまたま通りかかっただけなのにお見事でした。
3年生のある授業では、数名の先生方も授業チャレンジして、生徒の皆さんに交じって楽しく学んでいました。教員同士もお互いの授業を学び合うことはとても大切ですので、これからもこの輪を広げていければと思います。



ところで、先週ご紹介した、校長室の大きな書「敬天愛人」についてお伝えします。誰が好んだ言葉かというと、「西郷隆盛」でした。「敬天愛人」と書いて、「天を敬い人を愛する」と読みます。西郷隆盛は、これを学問の目的としました。
「天」とは、真理や神、宇宙などを表していますが、この宇宙のすべてのものや正しい道とも解釈できるかと思います。「敬」とは、それを敬ったり、それに従うことです。そして「愛人」とは、広い人間愛や万人への慈愛などを表しています。様々なとらえ方があると思いますが、私は、「この世のすべてのものを尊いものとして敬いながら、正しい道を求め実践していくこと、そして人に対して慈愛をもって接しながら、ともに生きていくこと」が大切ではないかと考えています。皆さんは、どのように思われましたか。
いずれにしても、先人の生き方に学ぶべきものはたくさんあります。今、私たちが勉強していることも、過去の先人たちの尊い遺産の積み重ねです。時には、何百年、何千年も前に生きた人々と対話するような気持ちで学ぶと、楽しさも増すかもしれませんね。そんな悠々たる気持ちも大切にしながら取り組んでみてください。

2020年6月2日火曜日

6月3日㈬:学校再開(全学年・分散登校)3日目

学校再開3日目を迎えました。
3年生の道徳授業では、昨日ご紹介したコロナ感染症について考えました。外出自粛中のお家での過ごし方を紹介する先生もいて、テントを家の中に立ててお子さんと遊ばれている様子に、自粛生活下のご苦労をあらためて感じました。生徒の皆さんも活発な発言とともに、自ら考えた行動指針等をしっかり書いてくれていました。


今日からハイハイランチ(膳に慮した昼食)が始まりました。3密回避のため、教室までの運搬は職員と一冨士フードサービスの社員さんで行い、配付は一人ひとりが順番に取っていく形にしています。今日の献立は全粒パン、バター、すだちゼリーとアップルジュースでした。私も生徒の皆さんに先駆けて検食をしました。
教室では、机を向い合わさない形に少し違和感がありましたが、感染症対策の一環でもあり、みなマナーを守って黙々と食べてくれていました。何人かに感想を聞くと、味はOK!ボリュームはちょうどいいという人もいれば、足りないという人もいました。「すだち」ゼリーのパッケージに巣立つ鳥が描かれているのを見て「巣立ち」ゼリーと気づいた1年生や、アップルジュースを上手にグルメレポートをしてくれた2年生もいたりと、久々の給食に笑顔がこぼれていました。


保護者の皆様には、ランチョンマットのご用意等、ご協力本当にありがとうございます。メニューやボリュームも、通常の給食に比べ物足りなさを感じるお子様もいらっしゃるかと思いますが、今しばらくご理解とご協力をよろしくお願いいたします。



6月2日㈫:学校再開(全学年・分散登校)2日目

学校再開2日目を迎えました。
今日の各クラスの授業の様子を見ていていると、徐々に慣れてきているように思いました。授業への集中力も高まっており、より真剣に学んでいる姿に感心しています。今の気持ちを大切にしながら、引き続き頑張っていって欲しいと思います。ただ、3か月もの臨時休校の後であり、まだまだ本調子ではないと思いますので、頑張りすぎないようにもしてください。まずは自分の心身の状態にも注意しながら徐々に進めていきましょう。
昼からはあるクラスの授業を1時間参観しました。皆、真剣に頑張っていましたが、少しわからないところがある人もいました。わからないことがあれば、そのままにせず、ぜひ質問してほしいと思います。授業の中でも結構ですし、授業が終わってからでも、1つでも2つでもいいから解決させていく積み重ねが大切です。
ちなみに、私が中学1年生のころ、クラスにものすごく質問をする人がいました。毎回の授業でたくさんの質問をするのですが、私もよくわからなかったことも見事に質問してくれるので、とても授業が分かりやすくて助かっていました。その人だけでなく、皆も参考になっていたのです。これと同じことを求めるつもりはありませんが、先生の説明の際や問題解答のタイミングなど、自分なりに言いやすいタイミングで結構です。他にも同じことで分からない人もきっといると思いますので、ぜひ質問してみてください。きっと先生方はこたえてくれると思います。

2020年6月1日月曜日

6月1日㈪:学校再開(全学年・分散登校)1日目

本日より待ちに待った学校再開です。段階的再開ということで、今週と来週はまだ分散登校ですが、感慨深いものがあります。今日から正式な授業日数・時数としても扱います。
今週は出席番号前半(1~20)が午前3時限、後半(21以降)が午後3時限の分散登校ですが、徐々に学校に活気が戻ってきました。まだまだ本調子ではないかと思いますが、少しずつペースをつかみながら頑張っていって欲しいと思います。
ただ一方で、北九州市の小学校におけるクラスター感染の発生などもあり、決して油断できない状況に変わりはありません。既に国からも提示があったように、学校においても「新しい生活様式」を定着させながら、感染予防と学びの保障の両立に取り組んでいかねばなりません。しかしながら、学校再開と同時に、対応の変化というものは、多かれ少なかれストレスを生み、うまく理解することが難しいことも想像されます。
そういった点も踏まえ、先週金曜日の1年生の道徳では、コロナ感染予防についての授業を実施しました。一方的に、「コロナだから、手洗いを!マスクを!距離を取りなさい!」ではなく、生徒の皆さん自身が考えて、行動につなげていくことを大きなポイントにおいています。なぜ学校での「新しい生活様式」が求められているのかをしっかりと、私たち職員も生徒の皆さんも理解したうえで、対応していきたいと思います。
今週は2・3年生でも実施しますが、「新しい生活様式」については、引き続き、地域やご家庭の皆様のご理解とご協力もいただきながら定着を図っていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。





4月3日㈯:「校長の日記」は「南池田中学校のブログ」に一本化

これまで「校長の日記」(2020)を掲載してまいりましたが、令和3年度からは、「南池田中学校のブログ」の中で掲載をしてまいります。 理由としましては、これまで「校長の日記」と「南池田中学校のブログ」と複数ありましたので、両方を見るお手間があったかと思います。そこで、ブログを一本化...